首のシワやアゴのたるみといった首の老化は、その人の見た目を10歳以上も老けさせてしまう可能性があります。
しかし、首のケアをしっかりと行えている方は少ないのではないでしょうか。
自宅で出来る簡単なケア方法とともに、首の老化についてお伝えします。
顔に出来てしまったクマやくすみなどはコンシーラーなどで隠すことが出来ますが、首にできてしまったシワやくすみなどはなかなか隠すことができません。
首にシワができる大きな要因は加齢です。
肌の老化や筋肉量の低下、コラーゲンの減少などによって首の皮膚がたるみやすくなり、深いシワが出来やすくなります。
首は約6kgある頭を支えているだけでなく、よく動かしたり同じ姿勢を取り続けたりする部分でもあります。
しかし、重い頭を支えている首の皮膚は意外にも顔の皮膚よりも薄いためシワが出来やすいという面もあります。
冬は夏に比べて紫外線量が少なくなりますが、紫外線は年間を通じて降り注いでいます。
また、空気が乾燥して肌も乾燥しやすい冬は紫外線のダメージを受けやすい季節でもあります。
冬も顔だけでなく首にも日焼け止めクリームをしっかりと塗るようにしましょう。
首は降り注ぐ紫外線だけでなく、地面で照り返した紫外線をもしっかりと受けてしまいます。
首に塗った日焼け止めクリームは、顔と同じようにしっかりと落とすこともポイントです。
猫背も首に大きな負担となるため、姿勢を正すことも日常生活において大切です。
特に仕事柄パソコンを使うなどして同じ姿勢を保つことが多い方は、1時間に1回は首をゆっくりと回すなどしてリラックスするようにしましょう。
また、枕が高いとあごを引く体勢になってしまい首のシワや肩こりを引き起こしかねません。
寝ている時の姿勢が、立っている時と同じようになるような頭が少し沈み込むような枕を選ぶようにしましょう。
首のシワ予防のためには、筋肉を鍛えることも重要です。
ストレッチの仕方は簡単です。下あごを突き出すようにして「イー」と発音するように、口を横に開きましょう。
その状態を約10秒キープし、3回行うようにしましょう。
また、片手をアゴの下と鎖骨のくぼみの下にそれぞれ置き、アゴを上げて首の前側を伸ばすようにストレッチしましょう。
伸ばす時に息を吐き、元の位置へと戻しながら息を吸うようにしましょう。
15秒を目安に行いましょう。
首の乾燥による小じわは、首専用のクリームでケアするようにしましょう。
まずは、パールほどの大きさのクリームを両手でしっかりと温めましょう。
温めることで肌へ浸透しやすくなります。
塗るときはアゴの中心から耳の付け根の方へとクリームを伸ばすようにしましょう。
マッサージしすぎると肌へのダメージになるので、軽い力で優しくケアすることが大切です。
首をしっかりとケアすることで、見た目の年齢に変化を起こすことが出来ます。
これまで首のケアを怠っていたという方は、この機会に始めてみて下さいね。